2013年6月23日日曜日

プロモーション




前記、AKPの譜面を出版するも、あくまで質で勝負ゆえ、量販店、有名店でいつでもどこでも、
購入を戴けない辺は、恐縮ながら不便な事でしょう。

でも、水準的なポピュリズムには個人的な抵抗が少々ありますし、楽譜なぞは己が楽しく見つけ
出してなんぼ、の世界でしょう。得てしてポピュリズムというのは浅はかなモノと思います。

こちらの血のにじむ努力や教養までもが、数%の印税で満足させられるなどはモチベーション低下や己の能力を欠如させます。資本主義も限界に来ているのと違いますか?
よしんば有名になろうが、一体それが何になるのか皆目理解出来ない脳内構造ですので。

そう言えば、私の実兄を引き上げた(らしい)上司の方がこの度、文化庁長官になられた旨、
今日のニュースで見ました。同じ兄弟でもこの世でこれほでの差があるのかと、最早心底
応援したい気持ちに。いっそ、兄がそれに続かんかと想像する始末w。
凄いですね~勿論、勉強しかしなかった人ですが、そんな上司にめぐり合うコト自体、非常に
運が良い。素敵なハナシです。

閑話休題・・・

さて、こういう地味で地道な個人活動も否定は出来ないことでしょう。
でな訳で、自ら営業をしかけたり、それを人にお願いしたりしなければなりません。
まさか自分がこうなるとは数年前まで予想していなかった事です。

現在はアメリカ東部で国際営業部長の台湾人のチンウェイ君が活動してくれています。
ボストンのフォン・ヒューネのショップで取り扱いをしてくれるようです。

表紙の水墨画と、日本古謡に興味を抱いて下さる関係者がやはりいるようで、
世界に広がれば嬉しく思います。なかんずく日本のメロディは素敵ですのでね。


一方、機会があるので来月はソウルに自らプロモーションに行く事にしました。
幸い、ソウルのリコーダー&バロックの専門店が興味を抱いて下さるようで、全く
ありがたい事です。ついでにコンサートをしてくれ、と。
はい、致します。LCCの片道5千円という価格も後押ししてくれる要因です。


7月の韓国ソウル、8月はセミナー依頼で台湾の新北市。
9月はコンサート依頼で台北国立音楽庁と新北KHSホールでの二公演に出向きます。


この夏はなかなかゆっくり出来ないものの、日常業務よりは数倍やりがいはありそうです。
私に続くお弟子の養成と交流も始まります。



そして、ようやく重い腰を上げ、自らのCDを録音せんと、あす大阪でセッションを。
詳細はまたお知らせするとして、友人とのデュオです。
世界にはないでしょう、バスリコーダーとコントラバスとのセッション。

ようやく近隣の各国が視野に入って来ましたので、やはり何か痕跡と記念になるものを、
要するに己のCDが一番わかりやすいですし、良い機会でしょう。

これまた、インディースで独自に出しますので、有名店ではご購入頂けません。
今やロンドン・フィルまでも独自ブランドでCDを出す時代。
それだけレコード屋さんが人のふんどしで飯を食っていた証でしょう。
それを文章力と知性に疑問符が残る自称評論家と称する輩が好き勝手に大手の雑誌に書くという
行為。悪循環そのもの。昔の評論はまだロジックと教養がありましたが最近はひどい。



さて、例えば、地方の小さいうまい寿司屋が急激に全国チェーン展開しない、という考え方も
これまたポピュリズムに反して、方法論の一端としてはありでしょうか。
こだわりがあるので、そのフランチャイズ話はすみませんが断り、ってな具合ですか。


また、良いご報告出来ます事を。


しかしなぜか西、北に需要があります。東には全くありません。
私の居住が西宮北口、通称、西北だからとはつまらん冗談ですが何かのご縁でしょう。