2013年8月6日火曜日

台北セミナー2日目




2日目。

今日は一通り昨日の復習をし、昨日のシンプルなCブルースにベースラインを付けていく。
特にバスリコーダー好きにはたまらないひとときだと思う。

その後、メロディ組、コール組、レスポンス組、ベース組を構成。

次に、ブルーノートのアップスケールとダウンスケールを伝え、徹底して吹き込んでもらう。
理論で理解するのでは無く、フィーリングが重要なのだ。
特に日本人は真面目に教えてしまうきらいがありはしないか。

実際、「真面目」に美徳を見出し過ぎて、かつ「語彙の多さ」故に
我々はシャイでイントネーションが無い感情のわかりづらい国民、と言われるのだろう。


主催、発案、通訳はミンチョン・ウー先生



セミナーらしく、暫く時間を与え、自分で12小節をブルーノートで自由に作ってもらい、
60余名の全員を繋いでもらう作戦をとった。これは壮観だった。個性もあり楽しい。

勿論、わたしのこの方法論は私自身の考えだけではなく、あらかじめ友人のジャズメンに
相談とレッスンをするためのレッスンを受けていた賜物である。真面目だ・・・。

何も知らぬのに、それらしく教えるのは、非常に底が浅く嫌いなきらいがある。
造詣か経験は深くなくては、スキルの高い人にはバレるからだ。


さて、

ただ、ジャズはとにかく「雰囲気」がリンクしやすい音楽なので、いかに楽しい気分にし、
簡単でも構わないからとにかく参加し、思考して、スウィングして~とお願いする。

そのためにはこちらも恥をかかねば始まらない。昨日の歌(ブルース)に続いて、
リコーダーでのB.B.キングばりのブルージー芸などを披露した。


代表者を募う


おもしろいもので、

受講生の方々が例えば、小休憩の時に写真を撮って欲しい、
サインを欲しい、などと距離を確実に詰めてくる。
ダイレクトな国民性は楽しいもの。愛想を振りまいてきました・・・。


予定していた「モード・ジャズ」については時間が足りず、明日に持ち越すが、
昨日よりみなさん今日は確実に何かを掴んだ感じで、それを個々に伝えに来てくれる。

ある人は日本語まで喋るが、英語は堪能であり、質問もダイレクトで本当に熱心だと感じた。


真面目に受講されるみなさんを見て回ると質問がしばしば


あす、更に16人の香港の大学生が参加するという情報。
教室に入りきらないために、ホールで行われるとのこと。


興味深いのは、こちらの主催者から聞いた情報で、

無料の(或いはそれに近い)セミナーは参加者が多いのだが、そうではなくこれほどの
受講生がいる事は非常に希なのだそうだ。
20年来で初めてです、とベテランの教育関係者から話を聞いた。



要するに、それだけリコーダーで新しい事に向かいたいという気持ちの現れなのだろう。



やり甲斐は非常にあるが、もうホームシックばんばんである。