2014年6月15日日曜日

愛好家アンサンブル




リコーダーには古来、アンサンブル形態が存在し、その楽しみをそこに見出して楽しい趣味
としている方々が現在も存在します。

故に、プロや一般の方々のお稽古も存在し、教育界でも適時に使われるために
音楽系大学や学部の教職課程にリコーダーアンサンブルの授業も存在するわけです。

職業柄、こういったアンサンブルを学生に対しては1コマ90分を今まで100コマ以上は教えて
来たでしょうか。四半世紀。
一方で未だにリコーダーを大学で専門として学べない関西ってどうなんですか、と尋ねられて全く困るもんですが、音楽大学なら本場に行くか、優秀な仲間を持つ先生に個人で付きなさい、と申し上げるしか仕方ありません。

さて、留学時分にはルネサンスコンソートを中心に、徹底したリコーダーアンサンブル訓練を
強制的に受けてきました。ソロイストに向きがあるわたくしも、実は本場でゴリゴリにアンサンブル
修行を終えております。



で、年に一度、その合奏系の生徒さんの方々の発表会を開催しています。
ご出場下さるのはその一部の方たちで、しかし和やかに緊張と緩和の平和的時間が流れました。

毎度、そのグループ各々の達成力には脱帽。パーソナルの融合でそれぞれのグループで響きは
当然異なり、ましてや大人な傾向の方の集まりゆえ、少し余裕さえ感じます。




それぞれの個性を尊重する訓練志向の傾向ゆえ、統一性はさておいて、各グループの優しい
音色と取り組む皆さんの姿勢には感動し、無事に終了しました。ご出演に御礼申し上げます。
ビデオ撮影には失敗・・・w


確実に成長を遂げているプロ弟子の皆さんとゲストの十鳥さん



今回はゲストに若手のソプラノの十鳥可奈子さんをお招きして、ソプラノとリコーダークインテット
によるAKPの朧月夜を演奏しました。日本語の美しさと友人の木村氏による絶妙なアレンジの融合は手前味噌の権化。素晴らしい舞台になったと思います。会場は静寂そのもの。

恐らく、またまた誰もやってこなかった、しかし、単純ながらも美しいムーブメントは起こせたかと。


50を超えて、確実な加齢を痛感する事しばしですが、プロ弟子の皆さんが用意してくれるわ、
セッティングでするする動いてくれるわで、「介助」されて助かりました。世代交代にも良いでしょう。
例えば、指揮や号令、様々な補助など、枚挙にいとま無く、大活躍でヘルプをしてくれた弟子の
みなさんに深く感謝です。


本当はご出場のみなさんのお写真を掲載したいのですが、ひっそりしておきましょうw



素敵なお花を頂きました。御礼申し上げます