2013年11月20日水曜日

22日の予定と内容と側面




この土曜日にアジアン・リコーダーフェスティバルにて演奏を予定している楽曲の中で、
「フラウト・イタリアーノ」という表記がありますが、

これは、通常の F (ファ)が最低音であるアルトリコーダーのある種の亜種、派生楽器で、
当時、イタリアを中心に好んで演奏されたと伝えられる G (ソ)が最低音となる
アルトリコーダーの事なのです。非常に派手な独特の音色を発します。


専門家は別として、通常それほどお聴きになれる機会は(ましてや二本とチェンバロ)
稀で、もしかぜずとも、関西地方では史上初の機会かも知れません。


G管アルト、とも呼ばれる古楽らしいこの楽器は、製作する製作家も世界に決して多くなく、
故にそれほどメジャーに購入することは可能ではありません。

今回は共演をさせて戴く、山岡重治先生が製作を開始された時に、それこそ1番か2番?に
注文をさせて戴き、その1年後に私の元に届いたものです。
吹き鳴らしも終え、とても良い状態です。

先生も同じ楽器ですので、製作者自身の演奏と演奏家しかし購入者、の演奏が重なるというのも
興味深い事かもしれません。



他の楽曲では、ドイツ、フランスで好まれた、ヴォイス・フルートと言われる D (レ)管のテナー
によるフランスバロックの大家、J.M.オトテールの第2番のデュオも演奏します。


本家のHPには記載されていませんが、ありがたい事に既に「満席」になっており、
当方も楽しみゆえ、よく眠れず、武者震いが無くはありません。

お祭りとは言え、日本屈指のプレーヤーの先生との共演ですから、ハイクオリティなコンサート
は間違いなくお届け出来るはずですが、もしかすると最初で最後になり得る組み合わせ、
のような気もしており、
それだけ、在阪製作家、竹山氏がこの様な共演という素敵なご要望を強く下さり、尚且つ、
この機会を下さった事に深い感謝の意を表するものなのです。



少なくとも、関西では初めての国際的なリコーダーの集まりだけに、
明日はニンニク注射で体調管理でございます。



http://www.a-rg.jp/2013Asian/concert/concert_22.html