2012年11月28日水曜日

ジャズ合奏講座のご案内 12月8日




台北公演



先日、ケンもホロロに某大学から採用不可通知の連絡がありました。
冷静に考えれば、いままで築き上げた己の道を、不透明な大学職を得たところで、
言わずもがな、何ら生かされる事も、それを生かす能力も相手には無いでしょう。

もう少し笛を吹いておけ、という何かのお告げと、急激に出世欲が失せた次第です。
日本の聚落の微々たる一側面ですかしらね。有能な友人にも多いケースで残念です。


その反面、


今しがた、台北在住の草分け的奏者から、来年

2013年は9月4日(水)に台北ナショナルコンサートホールにて

http://www.ntch.edu.tw/about/show?categoryName=introduction&lang=ja

私と妻への公演招聘連絡が。パスポートナンバー、諸書類まで必要なようです。


どちらかと言うと恬淡(てんたん)で四半世紀関西を中心に黙して虎視眈々とやって来ましたが、
南南西に進路を取り、地元の奏者三名とも共演予定で、少し世界が広がりそうです。
ありがたい事です。

14年には台中の奏者からのジャズ&リコーダー講座を依頼されており、
これは友人と講師二人体制、いわく奏者の観点とジャズレッスンの観点から攻め込む予定です。



学ぼう精神に長けた国民ですので演奏と演目に興味を持ってもらうことには意義があります。
非常にありがたい反面、前半がバロック、後半がジャズ(及びジャズ風作品)の演奏となり、
特に後者は重責です。史上類をみないからだそうです。でしょうね。

レクチャーもご希望ゆえに英語での解説を急遽作成せねばなりません。
面倒な事ですが、まぁ色々まとまって自分にとっても良いことではあります。


何より私の長年のライフワークが近隣の外国で必要とされるのは少しは喜ばしいことです。
結果、今まで日本では上記のような案件での需要は皆無に等しい状態でしたので、
余計に痛感する状態ですね。



去年がワルター・ファン・ハウヴェ(蘭)だっただけに、何とか記憶に残る公演を目指し、
同時に語学をもう少し、と、(お弟子同士を含め)親睦を深めていく予定です。


これを機会に是非お出掛け下さい~なんて。
関空から2時間半で、往復2万程ですから。


2012年11月25日日曜日

to the next generation 2012・11・23




大阪のホットスポット、アンリュウリコーダーフェスにて公演を終えた後のスナップです。



形式はライブコンサートでしたので、舞台上でのチンウェイ君へのインタビューなども含め
進行しました。

まぁ、彼の台湾式?アメリカンジョークには参りました。おかげで会場の雰囲気はとても良くなり、
アンコール最後には全員が専門外の楽器にスイッチして終了。




いつも必ずお越し下さるお客様、お弟子様、そして海外から来日されていた製作者の方々にも
御拝聴頂いたことは意義深きことでした。

日本のお客さんは熱心で、かつ静か過ぎる位に静かだね~とは初来日のチンウェイ君の感想。
一音も聞き逃すまいという考えなのよ、と伝えておきました。確かに静かに御拝聴下さいますよね。

私も経験がありますが、他国ではおそらくこんな楽曲なら途中でも掛け声から歓声(イエ~イ!)などが飛び交うはずなのに~といったところでしょうか。良い経験になったようです。


to the Next Generation 2012 今年は台中からチンウェイさん


to the Next Generation 2011   去年は関東から平尾清治さんでした


打ち上げ親睦パーティには彼の彼女とそのお友達が参加で計7名。

そのお友達は日本語と英語が達者。
彼女は台湾語オンリーと少しの英語。
彼は台湾語と英語。
私は日本語と英語。
メンバーは日本語と少しの英語。

さて、混交する会話に於いて、

日本語で進行すると理解は5名。
英語でややこしい話をすると計3名。
台湾語で話をすると計3名

通訳しまくりのややこしい宴会・・・しかしですよ、これが非常に楽しかったのですね。

最終的に人柄、ですかしらん。


2012年11月23日金曜日

12年の大阪アンリュウリコーダーフェス




アンリュウのリコーダーフェスの初日にお邪魔して来ました。

年々クオリティが上がり続ける竹山さんのリコーダーは言うに及ばず、

韓国からチョさんとお弟子さん、オランダから斎藤さん、東京から平尾清治さんが出展され、
クオリティの高い楽器軍の展示に今日の大阪に凄みを感じた次第です。

そもそも在阪の匠である竹山さんが長年築き上げて来られた匠コネクションであり、
ひたすらそのご尽力には頭が下がるばかりです。

その恩恵に授かるなど、奏者にとっては非常に贅沢な事です。



平尾さんと斎藤さんに様々な楽器の疑問を尋ねました

我々が奏でる音楽の根幹の音を作り上げる方々とのディスカスには興味深いものが
多々あります。

日頃疑問に感じる些細な「製作者の歴史と傾向」的観点をハナシて来ました。



例えば、

オトテールがG管を作ったか否か、

愛用されたフラウトイタリアーノ(G管)の製作記録は当時のイタリアに無い、

ヴェルサイユピッチに対して440Hzのピッチのアルトと415Hzのアルトがどういう楽器であったか

などなど。



平尾、斎藤、竹山、チンウェイ諸氏と


チョさんは帰られたものの、明後日共演する台湾のチンウェイ君も合流して他の皆さんと
晩餐。こういう場合は英語が便利です。


日本人リコーダー製作家の確実に高次元な方々に接し、有意義に過ぎるひとときでした。







2012年11月21日水曜日

匠、結集、大阪の熱い3日間





リコーダー関連諸氏、2012年11月22日~24日。

この木曜からの三日間、オランダ在住は斎藤さん、韓国からチョさん、東京から平尾工房さんなど、世界でプロ奏者御用達のそうそうたるリコーダー制作家の方々が大阪はアンリュウに介します。

演奏では台湾からチンウェイ君が私のコンサートに来演。

在版のプロにはたまりません。
凄い事です。

製作する方々にお会いする機会やアポイントメントをとること自体難しく、
また、様々な情報や単純に楽器の扱い方をお聞きするなど、そう簡単に出来る事ではないだけにですね。


長年のアンリュウフェスは世界では既に結構な噂のようで、
来年の来日予定の製作家も多々との事。


これ全てお一人の在阪製作家の国際交流から生まれし出来事です。
演奏側は無力。


プロやホンモノの愛好家は大集結ですね。
3日間ですが、大阪のホットスポット化にただただリスペクトです。






2012年11月17日土曜日

岡山市芸術祭へ




不肖、私の指導をさせて頂いている愛好家グループの方々の演奏会が、

「岡山市芸術祭」の一部として催されるのですが、その一助をして参ります。





国際試合




来週の大阪、アンリュウ・リコーダーフェスティバルでは海外や海外在住の製作家の方々も
数々お見えになるようです。演奏家と同じ音を作る方々との意見交換は大変刺激的です。

同時に私の楽団「次世代へ」には台湾人のチン・ウェイ君(29)の来日で共演。


主催者側から毎度お声を頂き、己がぴゃぁぴゃぁ~吹いているのも良いのですが、
どんどん包括的に次世代のプロに広げていかないと何もかもが駄目でしょうから、
何かしら考察しみなさんに若手の演奏家を紹介していく、或いは初めてに経験をしてもらう、
という、それは素敵な機会です。


そこで、国際交流にまで至ります。
諸外国の製作家、演奏家と宴会・・・・
こういうときは英語が便利なのですよ。





あまり元気が無く、育成機関やプロの少ない関西ですが、ホットスポットは確実にあるのです。

この22日(木)は物販、23日(金)はセミナー、24(土)は二つのコンサートと、
実は既に海外にも知られるまでに自身で育て上げてこられたアンリュウのホットスタッフの方々
には頭が下がります。とにかく国内に「専門」機関がありませんからねぇ。




演奏家は存外無力です・・・。




http://www.a-rg.jp/